任天堂が発売した3Dゲーム機で横井軍平が発案。略称VBといい、その外見から「赤い眼鏡」と呼ばれることもあった。スタンドに据え付けられたゴーグル型のディスプレイを覗き込むようにしてプレイする。視差の概念を採り入れ、左右の画面に異なる映像を表示させることで立体画面を実現した。

CPUはPC-FXと同じNECのV810を採用し、カスタムチップのV810は20MHzで動作する。サウンドはゲームボーイのサウンドとほぼ同じで、波形メモリ音源により波形を32バイトPCMで変更できる。画面の解像度は384×224。色数は単色・赤色LEDによる赤～黒の4階調と少ないが、画面の明るさを32段階で調整できる。